大阪府泉南郡岬町の文化財一覧

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岬町の歴史背景について

 岬町(みさきちょう)は大阪府の最南端に位置し、海と山に囲まれた自然豊かな町です。本町には縄文時代後期を中心に弥生時代の遺構・遺物が出土した淡輪遺跡があり、前方後円墳である西陵古墳や宇度墓古墳、古墳群も点在しており古代国家をうかがい知ることができます。  また、本町には「日本書記」にも登場する紀氏にまつわる伝承もあり、その伝承の地として上記古墳や船守神社などがあります。また、多奈川歴史街道線(たながわれきしかいどうせん)の先には、重要文化財で岬の大仏と言われている大日如来(だいにちにょらい)が安置されている興善寺(こうぜんじ)や珍しい瓦製の狛犬(こまいぬ)がある産土神社(うぶすなじんじゃ)、豊臣秀吉が自らの髭を植え付けた太閤秀吉肉付像(たいこうひでよしにくづきぞう)がある理智院(りちいん)があります。なお、令和2年には「葛城修験(かつらぎしゅげん)」が日本遺産に認定され、本町には高仙寺に修験道の開祖・役の行者(えんのぎょうじゃ)の母の墓があり、和歌山市加太の友ヶ島から始まる葛城二十八宿(かつらぎにじゅうはっしゅく)では、第二経塚(神福寺跡)、慈眼院が現存しています。歴史が香る町「岬町」を楽しんでください。